シリア料理レストランで出会った、忘れられないムタッバル
ムタッバルを初めて食べたのは、ふらっと入ったシリア料理レストランで注文したシャワルマの付け合わせでした。
シャワルマとは、スパイスで味付けした肉を回転させながらじっくり焼き、薄いパンで野菜やソースと一緒に包んで食べる中東の人気料理です。トルコのドネルケバブをイメージするとわかりやすいでしょう。
使われる肉は鶏肉、ラム肉、牛肉などさまざまですが、私が食べたのは鶏肉のシャワルマでした。
ところが、一番印象に残ったのはメインのシャワルマではなく、添えられていたムタッバル。焼きナスの香ばしさとなめらかな口当たりがとてもおいしく、「これは家でも作ってみたい!」と思ったのが、このレシピを作るきっかけです。
日本で手に入る材料でも十分作れそうだったので、さっそく自宅で再現してみました。
ムタッバルとは?どんな食べ方がおすすめ?
ムタッバルは、中東で親しまれている焼きナスのディップです。
フムスと同じように、パンや野菜をディップして食べたり、グリルした肉料理や魚料理の付け合わせにしたりと、さまざまな料理と相性抜群。ホームパーティーや前菜にもぴったりの一品です。
焼きナスならではの香ばしい風味と、レモンの爽やかな酸味が食欲をそそり、一度食べるとやみつきになります。
タヒニはどこで買える?練りごまで代用できる?
業務スーパーやオンラインショップで購入可能
レシピに使う材料の中で、私の家になかったのがタヒニでした。
調べてみると、業務スーパーで取り扱いがある店舗があり、そのほかオンラインショップでも手軽に購入できます。

タヒニと練りごまの違い
タヒニと練りごまは見た目がよく似ていますが、実は製法が異なります。
- タヒニ:加熱していない(生の)白ごまをすりつぶしたペースト
- 練りごま:白ごまや黒ごまを焙煎してからすりつぶしたペースト
そのため、練りごまを使うと焙煎したごまの香ばしさがやや強くなりますが、タヒニが手に入らない場合は代用品として十分おいしく作れます。
本場に近い風味を楽しみたい方はタヒニがおすすめですが、まずは身近な材料で気軽に作ってみるのもおすすめです。
なす
ナスは90%以上が水分で、体を内側から冷やす働きがある夏野菜です。水分とカリウムを豊富に含み、体にこもった熱を逃がして夏バテ予防にも役立ちます。新鮮なものは皮にツヤと張りがあり、ヘタのトゲが硬いのが目印。油との相性が良く、オーブン料理にすると、とろけるようなおいしさが楽しめます。
タヒニ
ごまをすりつぶして作るペーストで、中東料理のフムスやムタッバルに欠かせない食材です。栄養価が高く、少量でも満足感が得られるのが魅力です。糖質が少ないため、糖質を意識した食事にも取り入れやすく、フムスやムタッバル、ドレッシングなど幅広い料理に活用できます。
クミンパウダー
中東料理やカレーによく使われる香り豊かなスパイスです。消化をサポートするとされるほか、抗酸化成分や鉄分を含み、健康的な食生活にも役立ちます。少量でも料理に奥深い風味を加えられるため、塩分を控えたいときにもおすすめです。ムッタバルやフムスに加えると、本格的な中東の味わいを楽しめます。
パプリカパウダー
乾燥させた赤パプリカを粉末にした、鮮やかな色合いとやさしい甘みが特徴のスパイスです。β-カロテンなどのカロテノイドを含み、抗酸化作用や皮膚・粘膜の健康維持に役立つとされています。辛味がほとんどないため、子どもから大人まで食べやすく、ムッタバルや肉・野菜料理に加えるだけで彩りと風味をぐっと引き立ててくれます。


焼きナスのペースト
使う道具
- 包丁
- まな板
- ボウル
材料
- なす 4 本
- タヒニ 大さじ 3
- 塩 小さじ ¼
- にんにくチューブ 3 ㎝
- クミンパウダー 小さじ ¼
- レモン汁 20 g
- 水 大さじ 1
- オリーブオイル 大さじ 2
仕上げに回しかける
- パプリカパウダー 適量
- オリーブオイル 適量
作り方
- なすを魚のグリル、オーブン又は直火で焦げるまで焼き、皮をむく
- 皮をむいたなすをまな板にのせ、細かく刻む

- 刻んだなす、その他の材料をすべてボウルに入れ混ぜる
- 器によそい仕上げにパプリカパウダー、オリーブオイルを回しかける
レシピ動画
メモ
糖質:約8.3 g
カロリー:約188 kcal
たんぱく質:約3.6 g
※3等分で計算
※数値は目安です
【Pick up】このレシピで使った材料・道具






